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松村惑々

退団のお知らせ

松村惑々からのコメント

この度、松村惑々は、演劇企画ヱウレーカを退団致します。

理由は2つです。
一つ目の理由は、自身の体調です。
自律神経失調症により、体調が不安定な状態が続いており、劇団の稽古にも満足いくほど参加出来ていませんでした。このまま公演を迎え、仕事を担い、そして失敗するよりかは、ここで潔く退団しようと思ったのが2つ目の理由です。

2つ目の理由は、個人の活動を広げていきたいと思った事です。
もともとお笑いに興味があり、お笑い芸人として舞台に立ってみたいという思いがありました。また最近では、音楽にも関心を寄せており、楽曲制作の勉強をしています。この先は楽曲も発表していきたいです。
そういった個人の活動にもっと集中していくべきだなと思ったのが1つ目の理由です。

団体となると、大切な劇団に迷惑をかけてしまいますが、個人の活動となれば、休むのも続けるのも自由。そう言った考えから、退団という決断に至りました。

演劇企画ヱウレーカという劇団は、痛みを背負っても歯を食いしばっているあなたに、共感・怒り・悲しみという方法で、それはもう優しく寄り添ってくれる、そんな暖かい劇団だと僕は思っています。
あなたの代わりに怒るし、あなたの代わりに叫ぶし、あなたの代わりに泣くから、どうかあなたという人間は、生きていていいんだよと、そんなメッセージを食らって何度も何度も救われて来ました。
もしかしたら、主宰はそれを狙っていないのかもしれませんが、僕はそんな主宰が描く怒りや皮肉に、毎回惚れ惚れしていました。

 

そんな劇団を辞めるのは心細い一心ですし、もっともっと役に立ちたかったというのが本心ですが、ここで潔く、決断させていただきます。

大変勝手な判断ではございますが、ご容赦ください。

僕は今後とも活動を続けて参ります。
いつか舞台や曲で、あなたとまた会える事を楽しみにしています。再会の際には、暖かくお声がけいただけると幸いです。
今後とも、愛にあふれたアイロニカルエンタメ劇団・演劇企画ヱウレーカと、愛にあふれた男・松村惑々を、どうぞよろしくお願いします。

松村惑々

​劇団員時代のプロフィールはこちら

主宰からのコメント

劇団員である松村惑々が、演劇企画ヱウレーカを退団します。

突然のご報告となり恐れ入ります。

本当に突然でしたし、他の劇団員たちもびっくりしていました。

相談を受けた時も、判断の背景を説明してくれましたし、私も引き留める気はありませんでした。(人間として大好きなので、願わくば留まってくれないかなぁとは思いましたが)

元々はおひとり様劇団として旗上げた演劇企画ヱウレーカですが、気が付けば劇団員が増え、いつかこんな日がくるのかな、と漠然と思っていました。

劇団員には、加入時に「私と一緒に面白いこと、楽しいことをしませんか?」という口説き文句を必ず使うんです。それは、反対に言えば自分の思う「面白いこと、楽しいこと」が変われば、私と一緒でなくとも自分の思いのままに進んでほしいという意思でもありました。変わらない人間はいませんからね!​

なので、その日が来たのかー、と受け入れられたのかもしれません。

身体の体調が優れないことも、随分前から知らされてはいました。

その上でどうすれば今のまっつんの状況でも「面白いこと、楽しいこと」ができるかな、と沢山考えましたし、オンライン企画たちも結果としてその一部となりました。

最後の企画が中止になってしまったことは寂しいですが、組織としての私たちは「面白いこと、楽しいことを一緒にする」ために集まっていますから、仕方がないのかな、とも思っています。

 

そんな松村惑々ことまっつんとは、演劇企画ヱウレーカとしては約2年。荒井ミサ個人としては、大学時代からだから3年も関わってきました。出会ったころから、明るく優しい、ひたむきさが光る最高の後輩です。

​人を褒めることや、人を笑顔にすること、寄り添うことがとても上手で、万が一喧嘩をしたとしたって、きっとまっつんを嫌いにはなれないのではないかな、といつも思っていました。

私ができないこと。手が回らないこと。どうしようか悩んでいること。それらへ目を向けてくれる、一緒に考えてくれることがどれだけありがたかったかを、こっそりここで書いておこうと思います。

劇団員からも、座組からも、そしてファンからも愛される​最強ボーイこと松村惑々を、これからも愛していただけると、私はとても嬉しいです。

今後とも、松村惑々と演劇企画ヱウレーカをご愛顧いただけますと幸いです。

引き続き、よろしくどうぞ、ご贔屓に。

​演劇企画ヱウレーカ主宰 荒井ミサ

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